長年法人の生活保護相談担当をしていました。
していましたが、いざ自分が高齢になって生活が破たんした場合、
生活保護を利用するという視点が思い浮かばないのです。

 

10月になって仕事を探しますが、仕事している間はいいですが、高齢になると老齢年金しか収入が無くなります。
その時、生活保護の適用は可能か計算してみました。その結果は、自分は申請できないとわかりました。

 

 

生活保護は施しではない。

 

生活保護というのは、なにかもう死にかけているような貧困な人が受給できるみたいなイメージがいきわたっているように思います。それと、生活保護で保障される生活は、最低の生活で、ちょっと贅沢な暮らしぶりに見えたらバッシングされてしまうみたいな間違った偏見がうずまく世界です。
たいへんな誤解が世の中に蔓延していると思います。

 

実際こういうことが、負のイメージとしてとらえられており、生活保護の基準以下の生活をしているにも関わらず、意地でも申請しない人は多いです。
しかし、生活保護は、憲法の第25条に規定された「健康で文化的な最低限度な生活」の保障を受ける権利によって成り立つ制度であり、だれでも受給しても良いわけです。

 

また、「最低な生活」ではなくて、「健康で文化的な」生活です。
健康的な文化的な最低限度の生活とは、ただ生きていればいいというような生活とは全く違います。

 

生活保護を受給しようと思ったがいいけれど、今度は申請の段階でつまずいてしまう。
申請したら、2週間以内に、生活保護の可否がわかります。
しかし、その申請の前に、事前相談を受けなければいけないとして、なかなか申請にたどり着けない敷居の高さがあります。(水際作戦という。)

 

20代から生活保護を利用している人に関わっていたけれど、40年も経つのに何も世の中が変わっていない。
次はどんな政権になるか、わからないけれど、せめて生活保護のイメージの改善と申請しやすい状況にしてほしいと思います。

 

生活保護は良い制度

 

受給できると、生活保護はなかなか良い制度です。
国民健康保険料を払う必要がなくなります。
病院で支払う3割負担もなくなります。病気になっても安心です。

 

基準で決められた家賃も出ます。(基準以下だと家賃そのものが給付される。)
必要性が認められたら生活福祉資金という借金もできます。(住宅改修など)
事前にケースワーカーに相談すれば、引っ越し代やアパートの敷金も支援されます。

 

他にもいっぱい良い事がありますが、どれだけの人が、活用しているか疑問です。

 

生活保護費の構成

 

生活保護費がどのように構成されているかですが、おひとりさまの場合です。(母子の場合や、障がい者の場合、いろいろ付加されます。)

 

生活扶助 1類 (食費 等)  2類 (光熱費・水道代等)
住宅扶助

 

これが年齢と地域によって決められています。
詳しくは厚生労働省のサイト →生活保護制度の概要等について

 

生活保護の基準の計算

 

仕事をしていても、収入を入れて生活保護の基準に達しなければ、生活保護の受給資格を失うこともないです。
さて、その生活保護の基準(最低生活費)に自分は該当するか計算してみます。

 

最近は、自動計算してくれるサイトが多数あり、自分に生活保護の受給資格があるかどうかすぐわかります。

 

 

年齢62才と地域は2級地の1の場合

 

基準① 34,280円
基準② 43,770円

 

①と②の計算式があって、結果 1類と2類合わせた生活扶助が 71,460円
これに住宅扶助 34,000円 を足すと

 

105,460円

これが自分の生活保護の基準です。

 

この105,460円より収入が少なければ、申請の資格があります。

 

自分は、日本年金機構の葉書によれば65歳から約11万円もらえます。
つまり基準額より、ちょこっと多いです。

 

結果 生活保護申請はできません。

 

65歳以降どうするか。

 

1.どこで雇ってもらえるかわからないが、元気なうちは何歳になっても働かなければならない。

 

2.いくつかサイトを運営しているので、なんとか収入につなげていく。

 

3.生活費を11万円以内に収める努力をしつづける。今より7万円節約しないといけない。

 

 

3つの考えでやっていくしかありません。
こうなると病気が一番の不安材料です。

 

しかし、こういう計画を立てるのが遅いなあ。今ごろ、老後の計画を立てている。
いきあたりばったり人生である。

 

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