よくよく考えたら、自分は介護職以前に社会運動家でした。
就職先がないからといって特別養護老人ホームに行こうとする考えに無理があるのだと気づきました。

 

 

「あんたみたいな人がいるから家族が怠ける」

私は、うちの市でホームヘルパー制度が始まる前から、ホームヘルパーの仕事をしていました。
施設から飛び出した一人暮らしの障がい者の人の介護を学生時代から始めていました。
お金はもらえないので、ボランテイアです。

 

食事づくり、掃除、外出介護、旅行の介護・・・、なんでもやりますし、いわゆるホームヘルパーの人よりハードです。

 

あるとき、障がい者の人が病気になったので、病院にいっしょに行きました。
35年ぐらい前でしょうか。

 

入院することになったのですが、その時、女性の看護師さんに30分ぐらい説教されました。
「あんたたちみたいな人がいるから、家族が怠けて来ないでしょう。」と。

 

障がい者の介護は家族がするもので他人がするものではない そういう常識に成り立った考えです。
後で、特殊な事情で一人暮らしをしていることがわかり、看護師さんは私に謝られました。

 

しかし、現代は通院の介護が制度で認められているものの、現在でも救急外来に行くと、「家族は何をしているの!」と看護師さんに言われます。
介護保険が始まってもう何年も経っていますが、家族の介護を軽減するためのヘルパーでしかないのです。

 

家で家族が介護できないと、施設送りになります。自分から望んで施設に入った人は、ほとんどいないじゃないかと思います。

 

「仕事なんだから男も女もないでしょ。」

 

20年前、仕事でホームヘルパーになろうと思い、特別養護老人ホームで研修をしました。
その時、入所者のおばあさんが、トイレに行きサポートを求めました。
私は女性の排泄介護をしていいものやらと思い、施設の指導者に助言を求めました。

 

そうしたら、「あなた仕事なめてるの、仕事なんだから男も女も無いでしょ。」と言われました。
排泄介護も、入浴介護も研修で行わせられました。

 

これは現在でも、同じです。
老人介護に男も女もないのです。

 

私が前にいた事業所は、障がい者の利用者が中心ですが同性介護が原則で、入浴介護や排泄介護は絶対にしません。
同性介護の事業所は、市内にそれほど多くありませんが、性の人権が叫ばれる今日なのに、老人介護に於いてはほとんど変わっていません。

 

じゃあ どうするの

 

いままでも、文句を言われる分でも、ほめられたことも一度もありません。
それでもなんとか20年間やりつづけてきたのですが、そこをねじまげて、仕事をするのは自分にはつらいことです。
メシを食っていかないといけないですけれど、老人介護系の職種は、自分はしないことにします。
給料安くとも、長続きしそうなところにします。

 

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