発達障がいの登校の支援をするようになって、発達障害を学習し初めて、
自分の20数年の困難が、アスペルガー症候群に関係していると気づいた。
(自分はどちらかというとADHD的特性があることをそのとき知ることとなった。)
発達障がい自体、新しい概念であるが、
なにかテキストに書いてあることと、実際の現場の場面がなかなか結びつかない。
意外に身近なものであったのだが、しかし、診断を受けている人は少ない。
そのことを言うと、自分がすぐレッテル張りをする、差別者のように言われ、いつも共通理解に到らない。
でも、コミュニケーション障がいであれば、それはその人の悪意と思わずに済む。
その人を恨まなくても良い。
障がいとわかれば、手の打ちようがいろいろとあったのだ。
利用者にそういう特性がある場合もあるし、
ヘルパーの場合にそういう特性がある場合もある。
人間関係のトラブルの発生原因がそういう特性に原因をもつ場合が多々ある。
今月中に、虐待についてのレポートを提出しないといけない。
自主的に自分で課題としたレポートだ。
一般的な職場のストレスとか、相手の障がいの無理解さの話は職場に戻ってから
もう何べんも受講した。
でも、虐待はコミュニケーションがきちんとできていないことに原因をもつことが多い。
何百回、「人権」を叫んだところで、虐待防止にならない。
コミュニケーション障がいがある場合具体的にどうするのか、
その方策を見つけ出すのが、なかなか難しい。
15年前、追い込まれて逃げ場所をなくした私は、
じゃあ、あの時どうすれば良かったのか、その答えはいまだもって見つからない。
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