単純に締め切りが伸びたということだけでなく、
何が問題だったのかを過去か整理すること、
それとアスペルガー症候群の特性だけで説明をするのに無理があることに気づき、
発達障害の本新たに買って、なにか特性の理解につながる知識をもう一度勉強した。
結局 提出は来年になりそうだ。
その買った本は、以下のものである。
典型的なアスペルガー症候群は存在しない。
専門家に言わせると「アスペルガー症候群」という語句を使うだけで、すでに間違っているのかもしれない。
正しくは、2013年の米国精神医学会の発行した『精神疾患の診断・統計マニュアル」を契機に、「自閉スペクトラム症」(ASD)というようになったからだ。
その理由として「一人ひとりの症状を端的なひと言で表現するのは難しい。」のと
「その特徴の現れ方の強さに大きな個人差がある」からである。「」は、『発達障害の人には世界がどう見えるのか。』の抜粋。
それと、『発達障害』の本には、
「自閉スペクトラム症」(ASD)+注意欠如・多動症(ADHD)や学習障害(LD)との重複があり、
発達障がいの現実は本来そういうものであることが書かれていた。
自分はアスペルガー症候群というくくりで報告書をまとめようとしていたので、そこに無理があると思い、
その人の特性(特性一般ではなく、トラブルが発生する場合の)について書いていこうと思う。
「自閉スペクトラム症」(ASD)は、対人関係が苦手と本やネットに書いてあるが、
自分は苦手ではない人もよく見る。ただ、対人関係の想像力が乏しいので、トラブルを発生してしまう。
ASD者のブログで、「攻撃型」や「尊大型」なる言葉が、見たことがあるが、
パターンの出方が人によって著しく違うので、一つの表現でまとめるのは難しいのかもしれない。
闘争か、逃走か、あるいはフリージングか
危険や危機に面した時、「闘争か、逃走か、」という自己防衛反応をとると言われていますが。
ASD者の場合、
第三の反応として、「フリージング(凍結する、固まる)」反応も挙げられます。
(井出正和著 『発達障害の人には世界がどう見えるのか。』 SB新書)
これは「選択」ではなく、「反応」であり、態度の問題ではない。
それで、話し合いというものがなかなか成立しない多数の経験がある。
てんかん発作を誘発してしまう方もいた。
だから、
「人が話しているのにだまり込むのは態度としてけしからん」と怒ったら絶対にダメである。
ASD者は、感情的な顔に対して不安を高めやすい一方で、表情の読み取りが苦手な傾向があるということも報告されています。
(井出正和著 『発達障害の人には世界がどう見えるのか。』 SB新書)
カサンドラ症候群
自分が昔、難病になって、3か月半入院したのは、職場の発達障がいがからみあったことが要因だ。
同じことを職場で繰り返してほしくないから、10年近く伝えているつもりだけど、
伝わっていないというより、聞く耳持たれていない人多数。
だから、話が通じると思える役員に提出するだけ。
人間関係の近さや、支援の責任の度合によって、
ASDの特性の問題が見えない。
だから、夫婦で片方がASDの場合、片方がカサンドラ症候群という心理的な病になる場合になっても、
周りの人たちに問題が見えないことも多々あるようだ。
ASD特性を隠すカモフラージュ
さらに特性が見えにくいのは、ASD者が特性を隠したり、演技したりする場合があるからだそうだ。
カモフラージュとは、ASD者が定型発達者とコミュニケーションをとる際、ASD特性が目立たないように、定型発達者の言動を真似したり、ASD特性を隠そうとしたりする行動のことです。
本人が意識的に行っている場合もあれば、無意識で行っている場合もあります。(井出正和著 『発達障害の人には世界がどう見えるのか。』 SB新書)
絶えず自分の行動をコントロールしようとすることで強いストレスがかかり、精神的に疲弊し、抑うつ状態や不安症などの合併につながる危険もあります。(井出正和著 『発達障害の人には世界がどう見えるのか。』 SB新書)
介護者によっては、ASD者が自分の心情と違うことを話すこともありうる。
それでスタッフ間で溝が発生したりする。
悲しいところだ。
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